標準光源
色彩上の標準の光を得るのとは別に、光の単位の根本的な単位である光度(カンデラ)を求める標準光度光源がある。
光度は白金のルツボに入った溶融トリアの白金凝固点温度での光で求めている。
これを一次標準器といい、この一次標準器に代わって測光単位を維持するための標準電球があり、これは上記の標準の光を作り出す光源とは区別されている。
この標準ランプの製作は、非常に厳格で熟達した職人の手によって作られていると聞いている。
この電球は、光出力の安定性、再現性を良好に維持するため材料や構造および製作に特別の考慮を払い、十分にエージングした白熱タングステン電球が用いられている。
この光度標準電球は、一次標準器と分光分布を近似させるため、2,042K(白金の凝固点温度)の電球が用いられている。